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予期せぬ告白

このブログに書くべきなのか、すごくすごく悩んだのですが。
でも、残すべきことなのかな、と思い、そして、私の今の気持ちをここに綴りたいと思い、こうしてPCに向かいました。


りーちゃんが来てくれて嬉しくてたまらない私に、ひとつの受け止めなければならない、悲しい事実が彼女の口から告げられました。

それは私たちが夕方に訪れた公園での出来事。

そこにはたくさんのワンちゃん連れの人たちが。それを見た私は
「りーちゃん、ラッキー元気にしてる?? 早く会いたいなー」
と言った。すると妹は顔を曇らせ、
「お姉ちゃん・・・ここでは言いたくなかったよ・・・。夜に言おうと思ったのに・・・」
と。

(りーちゃん、何を言っているの??)
そう思いながらも、目が潤み始めた妹を見て、全てを悟りました。

「いつ?!」
「2月13日・・・。ごめんね、言えなくて。お母さんと話して、お姉ちゃんには心配かけたくないから、学校が終わるまでは話すのはやめようって決めたの・・・。」


全く予期してない、妹からの悲しすぎる、辛すぎる告白・・・。

日本でギューって抱きしめるはずの相手、私たちの大事な家族の一員、
それは、愛犬・ラッキーの突然すぎる死・・・。

涙を止めることができなかった。妹と私は公園で泣いた。


1月21日、ラッキーは突然立てなくなった。病名は白血病(の可能性が高いとのこと)。
あまりに突然すぎる病の到来だったそうです。
長期戦になるような感じだったのに、そうではなかった。
ラッキーはお母さんが近くの神社に"早く元気になるように・・・"とお守りを買いに行っているそのちょっとの時間に、息を引き取った。
ラッキーはお母さんにもりーちゃんにも自分の最期を見せなった。そして、私の帰りも待ってくれなかった・・・。


こうして書いている今でもまだ信じられません、信じたくありません。間違いであってほしい・・・。だって、あと数日したら会えるって思っていたんだよ・・・。
「ラッキー、ただいま~。帰ってきたよー」って、駆け寄ってくるラッキーと玄関で抱きしめ合いたかった・・・。でも、もうラッキーは・・・。


この事実を私に話さなくちゃいけなかったりーちゃんもさぞかし辛かっただろうと思う。
そして、この10年間、一番長い時間ずーっと一緒に過ごしてきたお母さんは、もっともっと辛かったと思う。

そんな時に何も知らず、何もできなかった自分・・・申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
ごめんね、お母さん、りーちゃん。そして、ごめんね、ラッキー。

ラッキーは本当にいい子でした。本当に・・・。
私は散歩に連れて行ったりしてなかったから、ただ自分の時間がある時に、一緒に戯れ、対等に遊んだ。時に遊びながらラッキーが嫌がることもしたりして・・・、彼にとってはちょっかいばかりだす厄介な存在だったかもしれない・・・。でもね、私にとっては本当に心の癒しでした。

辛いことがあって、ラッキーにそれを話すと、ほっぺたをペロッってなめて、"頑張れ!"って言ってくれた。
お母さんが外出していて、ふと寂しくなるとトコトコ私の部屋に上がってきて、私のベッドで寝ていた。
いつも私たちの心を温かくしてくれた。

ありがとう、ラッキー、本当にありがとう。
ごめんね、こんなことしか言えないけど・・・。

お姉ちゃんの気持ちが天国に届くといいな、と思います。
あとちょっとしたらりーちゃんと帰るから、待っててね。
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by shiho0623 | 2006-03-04 23:55 | family - 家族 -